箱根駅伝
今年の箱根駅伝はなんといっても5区山上りの東洋大学1年生の
柏原竜二選手に尽きる。
スーパー1年生という下馬評以上の走りを見せて9位から5分の
差をひっくり返しての往路優勝。
しかも、一昨年まで「山の神」とまで崇められていた順天堂大学・
今井選手の不滅の区間記録をも塗り替えてしまったのだ。
5区は全10区間の中でも最長(23.4Km)にして、標高差800mの
コースを上り、しかも上りきった後で約5Kmを下るという、とてつも
なくハードな区間になっている。
そこをこの1年生はたすきを受けて最初から、ぶっ飛ばして突っ込んで
いったというのが、驚異的であり痛快ではないか。
結局往路を制した東洋大学が復路も制して初優勝を飾ったの
だが、柏原選手が文句の無いMVPだったろう。
正月の風物詩にもなっている箱根駅伝だが、今では高校の
有力ランナーはほぼ全員が、箱根を走ることを夢見て関東の
大学に進学をするようになってしまった。
当然関東の大学では箱根駅伝に勝つため、または出場する
ために日々トレーニングを積んでいる。
10区間全てが20Km前後を走る箱根駅伝での走りは、挑戦より
安定が求められる。
距離が長いため、序盤から突っ込んでいくと終盤に大失速をして
順位を大きく落とす恐れがあるからだ。
なので、当然トレーニング内容は距離を積み、安定した走りが
できるようなものになってしまう。
今や若き日本人の有力ランナーのほぼ全員が箱根を走って
(目指して)いるわけだが、結局前半から突っ込んでいける
選手、スピードの勝負に強い選手が育ちにくい環境であることは
以前から指摘されていたことだ。
マラソンなどの長距離種目で日本人選手が外国人選手に全く歯が
立たなくなってきたのもこれと無関係ではないと思えてならない。
柏原選手は昨年まではあまり表舞台に立てていない高校生だったが
昨年の都道府県対抗駅伝の高校生区間1区でも、やはりスタートから
ぶっ飛ばしてぶっちぎりで区間賞を獲得している。
今後も柏原選手には大注目であり、まだまだ成長していってもらいたい。
膝が痛くて5分も走れないおっさんの願いだ...orz
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